はじめに
私達、日本人は普段、災害時でもなければ日常で水に困ることはそうないと思います。
毎月の水道代を少し気にする程度で、こと水に関して言えば
蛇口をひねれば当たり前のように流れてきますし、湯水のように垂れ流している
人も中にはいるでしょう。
21世紀に入り、平成から新しい元号、令和へと流れました。
私たちの時代は水環境や水を扱う業界、研究科の中では
「水の世紀」とも呼ばれています。
私たちのライフライン 水
安全な水が自由に手に入る、供給できることは実はもの凄くありがたいことで、
私達が健全に安心して暮らす為に、まず1番初めと言っていい程、必要不可欠
な事項なのです。
私達が生きていく生命線です。
最近、山を買ったり、都会の生活に疲れ、自給自足の生活を始める人達
が多く取りざたされますが、その人達を見てもはじめに行うことはまず
安全な水の供給です。
世界に目を向けると、安全な飲み水を確保できない人達の
人口はおよそ9億人にのぼるそうです。
年々、改善されているようですが、これでもまだ、
とてつもない数の人達が、安全な水にアクセスできない状況にあるのです。
その中で不衛生な水の摂取で死亡する子供達が年間180万人もいると
報告されています。
日本はありがたいことに事に非常に豊富な水資源に恵まれており、
水の大切さについて考える機会があまりにも少なく、人によっては
生まれて死ぬまで考えもしない人もたくさんいるのではないでしょうか?
そんな不遇な国や人達の話を聞いても、まるでどこかおとぎの話のような感覚
に落ちて、右から左へ通り過ぎてしまうのかもしれません。

水の世紀と呼ばれるわけ
専門家たちは「水の汚染」「水不足」 「水資源の奪い合いから発展する紛争」
に強い懸念を抱いています。
実際に水資源の争いは世界各地で起こっていますし、開発による水の汚染は
ここ日本でも顕著です。
1985年頃から選定された日本の名水百選も企業の開発で失われたもの、
選定はされているが、飲用不可な所が実に多いです。
先にも書いた水について考える事がない、
不自由した事がない人間の想像力は純粋無垢にものを破壊します。
本人は環境破壊したつもりなんてさらさらないのです。
世界水フォーラム
水不足については地球の環境悪化、気候変動により、
安全な水を確保出来ている国でもいつでも起きる問題です。
一部のコメンテーターは地球温暖化や異常気象について、
地球の当たり前のサイクルで地球は大昔から熱い寒いを繰り返している
、メディアが煽っているだけだと公言しているようですが、
実際問題が起きていますし、やらなければならない事は山積みです。
地球の自然サイクルと人が起こしている環境破壊は別の話です。
その人達の話を鵜呑みにして環境破壊や水に困っている人達の
状況が勝手自然に改善されることはないでしょう。
世界では世界水フォーラムと言う大きな会議が3年に一度行われています。
私達が良く知っている
日本の天皇陛下は学生時代から水について研究され、世界水フォーラムでも
率先して講義されています。
水環境にいち早く、目を向け、国内、世界に向けて環境改善に取り組まれています。
しかしながら残念なことにメディアや国はこの事をあまり報道しないですし、
国民の認知も低いのが現状です。
しかし裏を返せばそれだけこの水に対する認識の低さと、日本人が当たり前に
いかに甘んじて生活していることが伺えます。
今後の見通し
世界水フォーラムや専門家の今後の見通しによると年々水環境の悪化に歯止めが効かず
2030年あたりから世界の人口の約47%が水の不足する地域で生活する事になるとの
意見が多数出ています。
水の世紀と名うったのは私達人類に向けての課題でありメッセージなのです。
私達ひとりひとりの力は小さいですが、ひとりひとりが常に意識し、
声を上げていくことで少しづつでも未来を変えていくことが可能であると
思っています。
無計画で出口の見えない開発を受け入れてはいけません。
そして、
こと日本人においては認知もされていない状況なのでまだまだ伸びしろがあります。
私達の1番大事な資源は水です。
私達は水の星に生まれたのです。


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